株式会社中村農園

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第6回ゆりフェスタ in 中村農園 ★アンケート結果★(2012/6/22)


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社では6月6日(水)から10日(日)まで「第6回ゆりフェスタ in 中村農園」を開催致しました。今年は最新品種を含む473品目の同時開花を栽培圃場でご覧頂き、生産・流通・販売各方面の皆様方のご参考になるよう努めました。
毎年大きな反響を頂き、第6回目となる今年は、期間中5263名様にお越し頂きました。中でも主要なお客様である生産・流通・販売各方面の皆様方など1022名の関係者にお越し頂き、大変多くの方にご好評を頂きました。社員一同、心より御礼申し上げます。
さて、期間中ご協力頂きましたアンケートの集計結果をご報告致します。

人気種別ランキング


今年、花き生産者の人気を最も集めた品種は白地にピンクの縁取りが美しい「ミレシモ」でした。第2位はバンザンテン社最新品種の淡ピンク大輪系OT「オークラ」、第3位は既存品種ながらランクインした黄色の大輪系OT「マニサ」でした。また、日本で生まれた小リン系のアジア「オレンジココット」や白の大輪系オリエンタル「カイエンタ」、「シグナム」、「メリーバ」、つぼみが丸く特徴的な赤のオリエンタル「タランゴ」、「ピコ」が人気を集めました。その他、「バンドーム」や「ルビアノ」といった注目の淡ピンクや期待のOT「ザンベジ」や「テーブルダンス」が選ばれています。今年の結果は現在の人気品種と数年後の有望品種がバランス良くランクインしており、今後の栽培や販売を見据えた品種選びが行なわれた結果だと思われます。
市場関係者では上位3位までがピンクとなり、第1位はフレッター社最新品種の淡ピンク「ルビアノ」に人気が集まりました。第2位はマック社も一押しの昨年市場人気ナンバー1品種「テーブルダンス」、第3位はポーレンフリー(花粉が退化した)オリエンタルの淡ピンク「バンドーム」でした。第4位の白のオリエンタル「アステリアン」を含め、今年は上位にオリエンタルやOTが並び、その中でもバランスやリン付き、草丈が安定している品種が選ばれています。
この結果は市場の見方やニーズ、好みが伺えるのではないでしょうか?
また、花き業界関係者の中では圧倒的に生産者の方のご来場が多かったにもかかわらず、アンケート枚数が少なめでした。「理想(“希望”)と現実」の間で悩まれたことでしょうが、私達も今後より多くのご意見をいただけるよう工夫して行きたいと思います。

 フローリストで第1位に輝いた品種は昨年同様ピンクの八重「エロディ」でした。第2位は不動の人気を誇る小リン系アジア「オレンジココット」、第3位、4位も昨年上位品種の八重「ダブルセンセーション」、「レッドツイン」でした。
小柄で特殊な品種が多いアジアが上位5位を独占し、フワラーアレンジやホームユースでの特殊系、色物品種の人気が伺えます。
フローリストが品種を見る際に「(アレンジで)他の花との調和」や「特徴を引きだす」ことなどを挙げ る方が多く、アレンジには大輪のオリエンタルやOTよりもアジアの方が好まれることが結果に表れたのではないでしょうか。

また、近年ほぼ同じグループとして扱われるLAも年々大型化が進んでいますが、ユーザーとしてのフローリストは小ぶりなものを好んでいることは意外でした。


一般消費者の目線で見た人気の品種は・・・?

(行政、農協、運輸、マスコミなどの)その他の関係者では第1位が黄色のOT「マニサ」、ピンクの八重「エロディ」でした。1票差の第3位もピンクの八重が可愛いと「アスカ」が選ばれました。また、POT品種や小リン系で小柄なアジアも上位に選ばれています。
一般消費者が選んだ注目の第1位も大輪系黄色のOT「マニサ」でした。弊社が一般消費者向けに開催している春・秋植え球根バザールでも「黄色の品種が欲しい」とのご要望が多いことを受け、今年の球根即売コーナーに黄色を加えた程です。続く第2位から5位までは人気の(淡)ピンク系の品種がランクインし、上位から「グラシア」、「ミレシモ」、「エロディ」、「オークラ」となりました。
また、今年の傾向は個性や特徴を活かした品種がランクインしていることが分かります。例えば、大輪系で豪華な品種(「マニサ」、「オークラ」)、白地に縁取りが珍しい品種(「ミレシモ」、「ジ エッジ」)、個性的な八重(「エロディ」、「アスカ」、「ミス ルーシー」)、つぼみが丸い(「タランゴ」)、小リン系(「ロリポップ」、「オレンジココット」)、特殊な色目の品種(「カベリ」、「ランディーニ」、「ディジー」、POT品種(「ファロリト」、「リトルレインボー」)など、多くが150票を超えるほどの人気となりました。

以下に交配系統別の人気ランキングを示します。


今までOTはあまり高い評価を得ておりませんでしたが、現在育種が進んでいるよりオリエンタルに近いOTの将来性や可能性を感じられます。

~ オリエンタル、OT 人気ランキング(花き業界関係者) ~

~ LA、スカシ 人気ランキング(花き業界関係者) ~

Q.ゆりを扱う上で重視する点は・・・?

【図.項目別得票数】

【表.集計結果】


花き生産者が「ゆりを取り扱う上で重視する点」は花の色、茎の堅さ、リン付き、バランス、花の形と70%を超える回答が「品種の特性に関する点」を重視していることが分かります。同様に市場関係者では80%以上、フローリストでは75%の人がゆりを扱う際に「品種特性」が決め手と考えていることが分かります。今年も品種の違いを実際に見る機会として非常に多くの方が「ゆりフェスタ」をご活用して頂いたことが伺えます。
一方で、花き業界以外の関係者では花の色、バランス、花の形に加え、花持ちを重要視している人が多いことが分かりました。つまり、一般消費者に近い視点の方々は花を購入した後、なるべく長い間綺麗な状態を保ち飾れることを求めていることが分かります。ゆりは「一番花から頂点花まで順番に咲き移り変わる」ことが一つの特徴であり、他の花よりも比較的長い期間、観賞することができる点は消費者ニーズにあった特徴ですし、私達はその点をマーケットに対してよりアピールして行きたいと思います。

Q.生産、流通、はんばいに携わる方々との交流は・・・?

【図.項目別得票数】

【表.集計結果】


交流と親睦について花き生産者や市場関係者では約60%の方が、ゆりフェスタを通じて交流が「できた」、「まずまずできた」と答えました。今年は30社近くの市場がご来場頂き、「遠方よりお越しの生産者と交流が生まれた」、「今まで取引のなかった方と知り合う事ができた」といったご意見を頂戴することができました。
一方で、(集計数が非常に少なかったものの)フローリストで交流ができたと答えた人が半数以下でした。いかに垣根を超えて花き業界の関係や交流を広げていくかが今後の課題となりました。
弊社ではゆりフェスタ開催に際し、より多くのフローリストに来て頂くためにどうすればいいかを考え、フラワーアレンジコーナーに今年初めて“ゆりタワー”を制作しました。今後もゆりの魅力や多くの品種を知って頂けるようアイデアを出して行きたいと思います。

Q.ゆりフェスタに来た目的は・・・?

【図.項目別得票数】

【表.集計結果】

ゆりフェスタにお越し頂いた目的は花き生産者では60%、市場関係者では80%以上の方がゆりを見るためと答えました。今年は最新新品種を含む473品目を栽培し、期間中450品目以上のゆりを開花した状態で一度にご覧頂きました。多くの方から「実際に咲いたところを見て、品種選びができた」、「こんなに多くの品種を一度に見られる展示会は他にはない」とのご意見を頂きました。
また、花き生産者のうち、「ゆりを見に来た」を除く残り40%は「講演会を聞きに来た」と答えました。今年の講演はゆりの最大消費先である冠婚葬祭需要について㈱ユー花園様、花き流通業界のホットな話題について㈱鶴見花き様、㈱オークネット様と各界を代表する方々にご講演頂きました。「葬儀需要の求める品質が分かった」、「(激変する花き業界において)花き流通業界の進む道を知ることができた」とのご意見を頂き、切り花生産者の方々にとっても関心の高い内容であったことが伺えます。
さらに、市場関係者では「ゆりを見に来た」を除く残り65%以上、フローリストでは40%以上の方が「ゆりタワーを見に来た」と答えました。“ゆりタワー”は「ゆりの新しい使い方・見せ方」や「ゆりの醍醐味である豪華さ」をより多くの方に提案したいとの思いから若い社員のアイデアで始まり、構想から約半年、制作に3週間をかけて創り上げました。今後もゆりの魅力を広く知って頂くために知恵を絞り、努力して行きたいと思います。

高さ3mの「ゆりタワー」

Q.一般消費者が一番好むゆりは・・・?

【図.関係者別得票数と比率】


一般消費者が好むゆりの特徴は「大きくてボリュームがあるゆり」が最も多く、次いで「小さくて可愛い」、「個性がある」となりました。人気ランキングでも大輪系のオリエンタルやOT、縁取りのあるオリエンタルに人気が集まった理由が伺えます。第2位には「小さくて可愛いゆり」が選ばれており、特殊系のアジアや八重のオリエンタルが人気上位に位置しています。また、昨年同様「香りの良いゆり」が第4位に入り、「(家に飾ると)ゆりの良い香りが広がる」、「高貴な香りが好き」といった意見がありました。
好きな色は今年もピンクと白が選ばれ、6割を占めています。この結果は切り花の流通割合と同じ傾向があり、需要に合致した生産がされていることが分かります。また、今年の「マニサ」の結果からも分かるように黄色も人気が高いことが裏付けています。次いで赤が多くLA、スカシの上位20品種のうち6位以降に赤が6品種ランクインしています。
今年は約4200名の一般の方がご来場し、2500名以上の方がアンケートにご協力頂きました。その結果、好むゆりの特徴は「大きくてボリュームがあるゆり」または「小さくて可愛いゆり」がともに例年通り多く、色も「ピンク」と「白」に人気が集まる結果となりました。

御礼

今年は北海道から沖縄県まで全国各地から1000人以上の関係者の皆様にお越し頂き、合計5000人を超えるお客様をお迎えすることができました。また、生産者の皆様方だけではなく30社近い市場からも買参人の方と同行して下さり、品種選択や生産者の方とのビジネスマッチングの場としてゆりフェスタをご活用して頂くことができました。社員一同、心より御礼申し上げます。
今回、皆様方から数多くの貴重なアンケートやご要望を頂戴致しました。今後、頂いたご意見をもとにさらに皆様方のお役に立つゆりフェスタ、試験栽培、会社になれるよう努力して参ります。
不慣れな点も多く十分なご対応が出来なかったことと存じますが、今後ともご支援、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

以上