2016年5月17日
株式会社中村農園 中村 慶吾 |
平素は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。 ① 2016年南半球産について 2月にご報告の通り、今シーズンのCH・NZは共にやや気温の低いスタートとなり生育が心配されておりましたが、夏以降4月まで天候に恵まれ、これまでの所、生育・肥大は良さそうだと報告を受けております。 4月に、日本向けの販売を行う輸出会社にアンケートをお願いし、日本全体の2016年南半球産球根 発注状況を調査致しました。下表は、14~16年SH産の第1回目(3-4月)アンケート結果を比較したものです。 今年のアンケート結果ではLAの減少が大きい状況です。NZ産が大幅に減少した一方、CH産は新たな品種(アジアティック含む)の生産がスタートし微増しています。例えば、エルディーボCH 12-14(まだいくらか在庫がございます)は、10月以降の定植で、春彼岸の切花出荷にも適し、欠品した15年オランダ産を補完することができました。 ② 2016年オランダ産について 世界情勢がやや不安定な状況にあり、加えてオランダの春の天候不順から、球根生産者が植付け作業に忙しいなど、2-4月は生産情報が錯そうしました。不十分(不確実)な情報の中で、一部の話を真に受けてしまうと判断を誤りやすく、主要輸出会社からも特にLAに関しては過去数年とは状況が異なるので注意とされていました。 ②-1 LAについて 2015年オランダ産作付面積統計(昨年7月22日付 ホームページ掲載)を見ますと、LAのリン片面積は前年比40%(23ha)増加しているため2016年産の販売球面積は増加すると予想されます。 ②-2 オリエンタル/OTについて さて、オランダの3-4月は低温で雨が多く、植付けスタート時期が全体に遅れていましたが、4月末には定植作業は概ね終了できたようです。植付け時期の天気だけで、作況が悪くなると決めつけるのは時期尚早。5月に入り天気は良く気温も暖かいようで、今後の気候(特に夏が重要!)に期待したいと思います。 ③ ゆりフェスタ2016で昼食を! 「第10回ゆりフェスタ2016 in 中村農園」は、6月9.10.11日に関係者内覧会を開催致します。事前に参加申込みをいただきますと、入場PASSをお送りしますので、よろしくお願い致します! |
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