株式会社中村農園

レポート・球根情報



2005年南半球産球根(SH球)当社の現状について

中村農園レポート:2005年3月1日

毎度お世話になっております。
2005年2月28日現在、弊社の2005年南半球産球根(SH球)の発注球数は約800万球ですが、その色別割当は、グラフのようになっております。全体としてまずまずの色バランスと言えるのではないでしょうか。

① 今年も苦しい白?
 市場側は、冬場にもピンクと同程度あるいはそれ以上の白系品種を望んでおりますが、カサブランカ・シベリア以外に目立った品種がなく、生産量も限られています。又、栽培日数が色物に比べて余計にかかるという切花産地側のハンディキャップもあり、苦しいところです。
2004年産では、NZ産白系品種(カサブランカ・シベリア)の肥大が極めて悪く大きな欠品となり、市場の期待を裏切りました。
今年は発注量全量確保を目指し頑張りますが、今後の天候がとても気がかりです。

② 黄色について
市場側は、10~15%を要望しておりますが、主力品種のイエローウィンの生産が減少し、SH球での達成は無理と思われます。一部04年オランダ産冷凍球による対応をお願いします。

③ 今後の対応について
産地側では、日本で使える品種はおおむね完売となり、発注量の増加を見込めないのが残念です。冬場の高品質切花生産に有効で、市場からも高い評価をいただいている南半球産球根(SH球)です。
弊社で今後承れる品種・数量も少なくなって参 りましたが、別紙在庫表をご検討いただき、大切に育てていただきたいと思います。

2005年SH球 中村農園発注 約800万球 (2005.2.28現在)