株式会社中村農園

レポート・球根情報



2005年南半球産球根(SH球)の確保状況について(2005/8/19)

中村農園レポート:2005年8月19日

毎度お世話になっております。
今週までに、05年産SH球の確保数量が確定致しましたので、主だった点に付、以下にご報告致します。
皆様方には、欠品連絡や種々変更のお願い等、ご迷惑をお掛け致しておりますことを、深くお詫び申し上げます。

1.カサブランカについて

CH一社とNZ一社で大きな欠品がありました。
代替品の手配や、欠品率の減少に努め、皆様方には一部サイズや産地変更をお願いしなければなりませんが、 何とか球数を確保致しました。(当社確保球数:約86万球)

2.シベリアについて

やはりCH一社の肥大不足・欠品が大きく響きました。  皆様方には産地変更等お願い致しますが、球数は確保致しました。(当社確保球数:約170万球)

3.ソルボンヌについて

CH一社の生産が極めて悪く、ひどい欠品でした。(納品率60%台) ソルボンヌの南半球最大生産者であるこの産地の不出来を他で取り返すことは不可能で、 大幅な欠品をお伝えしなくてはならないことになりました。(当社確保球数:約110万球)
これにより、ピンク系オリエンタルの不足という大問題を引き起こす事がないよう、  精一杯の代替品種確保に努め、色別割合43%までこぎつけました。

4.その他

CH一社の生産が極めて悪く、ひどい欠品でした。(納品率60%台) ソルボンヌの南半球最大生産者であるこの産地の不出来を他で取り返すことは不可能で、 大幅な欠品をお伝えしなくてはならないことになりました。(当社確保球数:約110万球)
これにより、ピンク系オリエンタルの不足という大問題を引き起こす事がないよう、  精一杯の代替品種確保に努め、色別割合43%までこぎつけました。

冬場の高品質切花生産に欠かせないSH球ですが、(今年も)その弱点である生産の不安定さを露呈する年となりました。
球根生産がうまく行き、使える品種・サイズを確保できれば、 我が国は今日、2500万球近いマーケットを持っていると(当社は)考えておりますが、 05年産の総輸入球数は2000万球内外に止まる見込です。(04年オランダ産球根の輸入量も、通年で10%近い減少が見込まれており、球根不足を心配する声が出ています。) 市場側と十分にご協議の上、有効にご活用いただきたいと存じます。
当社は、当初800万球以上の取扱を予定しておりましたが、欠品に泣き、(一部Bクラス品質の球根の案内も受けましたが、全て断わったこともあり) 最終的な確保球数は720万球程度(CH産:320万球、NZ産:400万球)となりました。 (8月19日現在。更に努力中!!)
今後も、責任の重大さを認識し、定期的な産地訪問や指導、情報収集等に努め、 主要なSH球取り扱い業者としての役割をはたして参りたいと存じます。
皆様方のご理解とご協力をお願い致します。
ありがとうございました。

 05年SH球当社取扱球数及び色別割合
白系     305万球 42%
赤系 37万球 5%
ピンク系 313万球 43%
黄系 58万球 8%
白黄系 7万球 1%
720万球