株式会社中村農園

レポート・球根情報



川上哲矢 オランダ駐在レポート(1)(2007/12/5)

川上 哲矢


平素は格別のご高配を賜わり、誠にありがとうございます。
先日のオランダ出張報告の中でもご紹介の通り、私はオランダに残り 継続調査を行っております。
現在、オニングス社で先輩の指示を受けながら、受け込み時の球根チェック(品質管理)を担当しています。(写真)
ロットごとにサンプル抽出されたケースをベルトコンベア上に並べ、サイズ、二芽、腐り・カビ、ネダニなど、様々な項目をチェックします。
日本に入ってくる時にはパッキングされた状態ですから、こうして球根だけの状態で詳しくチェックができ、良い経験になっています。
今回、皆様方にお伝えすべき2つの点についてご報告致します。
1. 芽の高いLA・スカシ
やはり、全般に芽が高いようです。一部の品種で球根から芽の先がかすかに見えるものがあります(ビルジ、ダズル、ディアボロ、ブリンディジ、トレソールなど)。
こうした球根は、長期保存にならなければ問題はなく、逆に早い植付けでは有利とも言えます。球根の状態と、お客様の納期に合わせて最適な状態で納品できるよう注意したいと思います。
2. オリエンタルも順調に入荷
今年の収穫期は全般に天候が良く、収穫は順調に進んでいるようです。生産者より選別された球根が続々と輸出会社に搬入されてきています。スカシ・LAは9割程度が終了し、オリエンタルの入荷が本格的に始まります。
今後、球根生産会社に移動して調査も行う予定です。ご期待下さい!