株式会社中村農園

レポート・球根情報



ニュージーランドの気候について(2004/8/5)

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

下図(2枚)は南島2都市の気候グラフで、 (南島北東部の)クライストチャーチはバンザンテン社、バッカー社に、 (南島南東部の)ダニーデンはデヨング社、チューリップインターナショナル社の生産地に 比較的近く位置しています。

ただし、ニュージーランドは俗にマイクロクライメット(混雑気候?)と言われるように、 複雑な地形によって数十キロ離れただけで気候が大きく異なるということがあります。

南島全体に、植付け後、生育の重要な時期である11、12、1月に日照が多く乾燥し、 特に12月と1月前半は気温も高く、地上部の草丈(ボリューム)が低くなりました。

2月以降の気温が概ね例年より低く、温度不足が球根肥大不足につながっているようです。 4月は特に気温が下がり、南島南部では早霜が起きたほどで、 これにより球根生育は停止してしまったと考えられます。